HiveとBigQueryの違いで苦しんだことメモ

最近はBigQueryでばかりクエリを書いていたので、HiveQLで書く必要性に駆られたときに、その方言の違いにだいぶ苦戦した。
なので苦労したことの備忘録。
 

テキストはシングルクォーテーションで囲む

BigQueryでは特に気にしたことはなかった。
他人のクエリをコピーした場合など、"あいうえお" と 'かきくけこ' の両方が混在することなどザラ。
(それもどうかと思うけど)
これがHiveだと、シングルクォーテーションで囲む必要があるっぽい。
 

サブクエリには命名が必要

よく集計で行うサブクエリを使った処理を書くと、こんな感じのエラーが返される。
調べてみると、サブクエリには命名が必須っぽい。
どういうことかというと、BigQueryの場合は以下の書き方でも一応実行できる。
これがHiveだと、以下のように参照するエイリアスが1つであっても命名が必須っぽい。
これを怠ると、上記のエラーが出て怒られる。
 

partitionテーブルの場合はwhere句で明記する

BigQueryの場合は、分割テーブルのフィールドを明記しなくても、全体を参照して処理することができた。
どういうことかというと、例えばYMDでpartitionが切られた以下のようなtestテーブルの場合
以下のように特に気にせずとも、全YMDをまたいでselectすることができた
これがHiveの場合は、どのpartitionでテーブルを参照するかを明記する必要があり、上記の記述だとエラーになるっぽい。
なので直すとしたら、
みたいな感じだろうか。
確かに普通のカラムみたいな感じで全テーブルを参照されると、せっかく分割してる意味もない気がするので、こっちのほうが正しい使い方なのかも。
ただ一アナリストの身からすると、前者のほうが楽なシチュエーションもあるので、悩ましい。