大阪から韓国の釜山までフェリーで移動しました
近年はLCCの便数も増え、一層韓国が身近な海外旅行先になってきました。
そんな韓国ですが、ソウルに次いだ第2の都市が、港町釜山です。
韓国においてソウルと釜山は、日本でいうところの東京と大阪と同じくらい、街の様子や言葉までも異なります。
釜山は、ソウルとはまた違った側面の韓国を見ることができるので、リピーターにもおすすめです。
そんな韓国の釜山ですが、実は大阪からフェリーで移動することができるのはご存知でしょうか。
もちろん釜山にも、LCCは飛んでいるのですが、ソウル・仁川国際空港に比べて、便数が少ないことも事実。
フェリーで釜山に行く方法は、ネタになることはもちろん、料金や出発地点を考慮した選択肢の一つにもなり得るでしょう。
今回は、フェリーで釜山に行ったときの記録です。
釜山行きのフェリーターミナル
釜山行きのフェリーが出ているのは、大阪の地下鉄中央線、コスモスクエア駅近くの大阪南港です。
コスモスクエア駅からは、無料送迎バスが適時出ています。
フェリーターミナルとコスモスクエア駅の立地です。
歩いたら15分程度ですが、せっかくなので無料送迎バスに乗りましょう。
送迎バスの乗り場は、コスモスクエア駅の2番出口から。
時間は大雑把に決まっていますが前後しますし、10分置きくらいに来るので、あまり心配しなくても良さそうです。
駅の改札を出ると、案内もあるのですぐにわかると思います。
「パンスターフェリー」の表記がある、2番乗り場がバスの停留所です。
バスは普通の路線バスのようなものです。
旅行客が多いので、大きなスーツケースを持った人が多い印象です。
ちなみにフェリーターミナルには最低限の設備しかなく、コンビニなどもありません。
送迎バスに乗る前に、必要なものは買い足しておくことをおすすめします。
韓国行きフェリーターミナルの様子
フェリーターミナルに到着しました。
外観はキレイで新しいですが、非常にコンパクトな作りです。
フェリーの利用者は韓国人が多いです。
詰め込むダンボールなども、ハングルが非常に多い。
ちなみにフェリーターミナルの上は、展望デッキになっています。
螺旋階段を登っていくと…
港を見渡すことができます。
座れるソファも多いので、チケット入手からフェリーの搭乗時間までは、こちらで待つことをおすすめします。
営業はしていませんでしたが、カフェもありました。
自動販売機があるので、飲み物くらいは入手できそうです。
釜山行きフェリーへの搭乗の流れ
フェリーターミナル到着後は、まず持ち物検査の列に並びます。
その後、カウンターでパスポートを見せて、チケットを受け取る流れです。
パンスタークルーズのウェブサイトから事前予約していても、基本的には同じ流れになります。
僕が搭乗した時は、大阪を15時に出港して、翌日10時に釜山に到着するスケジュールでした。
搭乗時間になると、パスポートを見せて出国します。
非常に混むので、先述の展望デッキの階で座って待っていると良いでしょう。
出国後は、無料送迎バスと同じバスに乗り込み、フェリーまで移動します。
フェリーに乗ってすぐは、高級感溢れるエスカレーターです。
旅への期待が膨らみます。
釜山行きフェリーの船内の様子
フェリーは大型で、中には設備も整っています。
ここからは、フェリー内部の様子をご紹介します。
まずホールにあるのがインフォメーションです。
搭乗後は、まずここでチケットを見せて、部屋の鍵を受け取りましょう。
日本語は通じたり通じなかったりです。
こちらはレストランです。
食事の様子は後ほどご紹介します。
夜にはのど自慢大会が開かれていました。
フェリーにはコンビニもあります。
韓国のお菓子やカップ麺、飲み物などが売っていました。
基本的に韓国製のものばかりですが、日本のお土産は置いてあります。
大阪なのに白い恋人…
コンビニの他、免税店もあります。
あまり利用している人は見かけません。
フェリー設備の紹介です。
カフェの様子は後ほど紹介します。
何時にどこを通るかの地図。
明石海峡大橋については、日のあるうちに視認できそうです。
こんなインスタ狙いのスポットがあったり
韓国人の自撮り好きには頭が下がります。
船内の地図です。
韓国に向かうフェリー内部の部屋と風呂
韓国行きフェリーには、料金によって様々なクラスが存在します。
今回僕が利用したのは下から二番目のスタンダード。
こんな風に一部屋二つのベッド、テレビが備え付けてあります。
一人旅だったので、知らない人と相部屋です。
ちなみに一番下のクラスの部屋は、こんな感じ。
一部屋五人までの雑魚寝ですが、部屋に洗面台が付いています。
フェリーには、サウナと評した大浴場が付いています。
中はこんな感じ、利用者も非常に多く、時間帯によっては混みそうです。
大浴場は利用時間が決まっています。
朝も利用できるのは嬉しい配慮ですね。
韓国料理を堪能出来るフェリーでの食事
フェリーのチケットを購入する際には、食事を事前に予約することもできます。
事前予約の場合、夕食と朝食のセットで1500円。
当日の場合は1800円でした。
食事はバイキング形式です。
韓国に到着する前から、本場の韓国料理を堪能することができました。
朝食ではフルーツがたくさん出てきました。
夕食朝食共に、どちらも食事を取れる時間が決まっています。
予約していたとしても、注意してください。
こちらのバイキングを利用しなかったとしても、最悪自動販売機が利用できます。
懐かしい雰囲気のある、ホットミール。
もちろんコンビニにも、インスタント食品は売っています。
その他、夜間のみ営業する寿司・日本酒バーや、無料給水器もあります。
韓国行きフェリーのカフェと通信環境
フェリーは瀬戸内海から関門海峡を抜けて、対馬に添って韓国に向かいます。
そのため、携帯電話の電波が利用できることが多いです。
ほかにも、フェリーにあるカフェでは、Wifiを利用する事ができます。
このカフェはフェリーの一番上の階にあるので、見晴らしが非常に良いです。
ビール片手に海を見ながら、ネットサーフィンができました。
内装もキレイで、居心地が非常に良いです。
航海中は、ほとんどの時間をこちらのカフェで過ごしました。
16時半頃、明石海峡大橋を通過しました。
真下から明石海峡大橋を覗くので、なかなか珍しい体験ができます。
瀬戸内海は波も少なく、船酔いもあまりしませんでした。
フェリーで韓国の釜山に到着
翌朝朝食を取って少しすると、釜山の街が見えてきました。
釜山のフェリーターミナルは、大阪と違って非常に大きいです。
内装も空港のように先進的でキレイです。
入国の表記に従って、どんどん進んでいきます。
パスポートを掲示して、無事に韓国に入国です。
釜山のフェリーターミナルは、釜山駅から歩ける距離にあります。
釜山駅からは、地下鉄やバスなどで市内各地に移動することが可能です。
もちろん、フェリーターミナルからタクシーやバスなどで移動することもできます。