ラプンツェルのモデルになった!コムローイに参加してランタンを上げる

最近はラプンツェルの映画効果もあり、タイのランタン上げイベントの知名度も増してきました。
今回は、そんなタイのチェンマイにて11月頃に行われる、ランタン上げイベントに参加したときの様子をメモしておきます。

ランタン上げ(コムローイ)について

さて、有名なランタン上げ(コムローイ)は、ロイクラトンというお祭りの中の、イベントの一環になります。
祭りは複数日に渡って行われ、期間中はタイ全土が祭りの雰囲気に包まれており、ただ訪れるだけでも楽しいです。
現地の情報は、事前にタイ国政府観光庁のホームページなどから得ることができます。http://www.thailandtravel.or.jp/
 
中でもタイ北部のチェンマイという街で行われるコムローイは非常に有名で、毎年多くの観光客が訪れます。
チェンマイは首都バンコクから飛行機のほか、時間はかかりますがバスや電車でも行くことができます。
さて、勘違いされる事が多いのですが…
旅行代理店で売っているランタン上げのチケットは、メイン会場内に入って、みんなで一斉にランタンを上げることができるチケットです。
そして写真で見るような、ランタンが密集している風景は、会場の中からしか見ることができません。
しかし祭りの時期になると、街のあちこちでも、普通にランタンは上げられているし、空を眺めていれば嫌でも目に付きます。
日本発着の入場チケット確約付のツアーも組まれているので、
「どうしても間近でみたい!」「高密度のランタンを上げたい!」
みたいな人は、利用するといいでしょう。
 
実際に渡航を決めてから、ネットでチケットを検索してみましたが、チケットば完売。
どうやら毎年恒例行事のようです。
代理店によっては、不定期で販売を継続しているようですが、正確に確保できるかは怪しい。
どちらにせよ、早めの対策が不可欠となりますね。
ディズニー映画のモデルになったと言われていることもあり、11月という変な時期にも関わらず、多くの日本人が大挙して押し寄せているようです。
僕のよう勢いだけで飛び入りしたところで、簡単に参加できるものではありませんでした。
けれど、会場の外から見ても満足感は非常に高いイベントでした。

ロイクラトン祭りの雰囲気漂う街で偶然ツアーを見つける

さて、チケットのない僕ですが、とりあえずお祭りムード一色のチェンマイ市内を散策していました。
街のあちこちに装飾が彩り、行事が催されていて、気分が楽しくなってきます。
楽しいだけではなく、お寺ではお坊さんたちが非常に幻想的な雰囲気の中、熱心にお経を唱えていました。
写真は、チェンマイでは有名なターペー門です。
普段は非常に交通量の多い周辺なのですが、お祭り期間中ということもあって、歩行者天国になっていました。
たくさんの外国人で賑わっています。
この近くのメイン通りを歩いている時のこと。
ふと、ある店の出先のコムローイの写真が目にとまったのです。
 
なんと、ランタン上げ会場であるメージョー大学までの乗り合いタクシーの案内でした。
どうやら、ツアー会社の広告のようです。
往復で300バーツ、若干高いです。
けれど、トゥクトゥクを拾う手間と移動の確実性を考えて、とりあえず予約することにしました。
会場に入るチケットはついておらず、あくまで近くまで行くだけであることを確認しつつ、申し込みます。
 

祭り当日は交通手段が非常に混雑する!

確かに考えてみると、世界中から観光客が集まってくるお祭りです。
チケット付きのバスツアーでもない限り、自分で足を用意して会場に向かう必要があるのです。
なにせタクシーも捕まりにくいほど、たくさんの人で混み合っています。
バイクをレンタルする方法もありますが、慣れないうちにはタイで交通量の多い中を運転するのは、危険です。辞めておいたほうが無難でしょう。
しかし、ランタン上げの会場となるメージョー大学はチェンマイ郊外にあるため、何か足を用意する必要があります。
それを考えると、予め現地ツアーで足だけでも確保できたのは良かったように思います。
 
コムローイ当日の夕方、発行してもらったバウチャーを手に、再びツアー会社に集合。
しばらく待つと、一台のソンテオ(タイの乗合バス)がやってきます。
このソンテオに、ツアーに申し込んだ人が次々と乗り込んで行きます。
複数台に全員が乗ったところで、会場まで出発。
道が混むということで、まだ明るいうちから早めの出発です。
会場となるメージョー大学の脇の道を通り、路肩に車を止め、そこで降りるように命じられます。
似たようなソンテオがたくさんあるので、間違えないようにナンバーの写真をとっておくと、帰りに迷わなくて済みます。
 
降りた場所を流れるに沿って、道を歩いていきます。
もうすでに沢山の観光客が来ていて、ぞろぞろと会場に向かっています。
 
ランタン上げのメイン会場の入り口です。
川を渡った向こう岸にあります。
チケットを持っていない僕は、対岸から恨めしそうに眺めるのみ…
さて、チケットをもっていないのに、コムローイが楽しめるのか?
遠くから見ているだけで楽しいのか?
疑問に思うことでしょう。
 
はい、似たような考えのひとがめちゃめちゃいます笑
時間が近づくにつれて、観光客がどんどん集まってきます。
会場内部のアナウンスが聞こえないので、具体的に何が行われているのかはイメージできません。
しかし、会場の外にいる人達も、ランタンを持ってきていて、空に上げるタイミングを伺っています。
ランタン上げの雰囲気は、バッチリ味わうことが出来ると思っていただいて、間違いないです!
世界中から集まる観光客と話していれば、待ち時間はあっという間に過ぎていきました。
 

会場の外からでも圧巻のランタン上げが見れる!

チケットを購入して会場の中にいる観光客に加え、外からもものすごい数のランタンが打ち上げられるコムローイ。
当然、待ちきれずにフライングする人もいます笑
暗くなってきたと思ったら、そこらこちらでランタンが上がり始めます。
僕たちもランタンが一斉にあがったら、撮影に集中するために、周りの人と誘い合って早めに打ち上げてみました。
 
やはり、数え切れないほどのランタンが一斉に空へ昇っていく様子は、まさに圧巻です!
これが見れたのであれば、待ち時間や旅路の苦労なんて、すべて吹き飛んでしまうほど。
最後には花火も上がり、盛り上がりのピークを迎えた後、ソンテオに戻りました。
ソンテオは渋滞を避けるため、若干の遠回りをしつつチェンマイ市内に戻ります。
道中では降車のリクエストにも応じてくれましたが、当日は交通機関が乱れていることもあり、ターペー門まで戻った後、歩いてゲストハウスへ戻りました。
 
 
余談ですが、ランタンにはいろいろな種類があって楽しいです。
ランタン上げの翌日には、街のあちこちに残骸が散らばっています笑
 
ぜひともまた参加して、あの感動を再び味わいたいです。
コムローイ以外、祭り全体の雰囲気も非常に良いので、また11月頃に時期を合わせてタイに行きたいほどに、気に入りました。
今度参加するときは、何が何でもチケットを手に入れて、メイン会場の中からランタンを上げたいと思います。